株式会社エステムトップページ
サービス案内会社案内採用情報環境活動コラムお問い合わせサイトマップ
サービス案内
会社案内
採用情報
環境活動
コラム
お問い合わせ
トップページ

トップページ > コラム

今月のコラム

雪の結晶について  2021.1.4
第4ブロック 小川 光弘

 冬本番となり、降雪で大変な状況になっていることをニュースで耳にします。大量に降ると都市機能がマヒし、様々な影響を与えてしまうこともあります。そんな雪ですが、雪の結晶には121種類(グローバル分類)あるそうです。こんなに種類があるとは知りませんでした。人工雪を初めて作ったのが日本人の中谷宇吉郎博士で、生誕120年だそうです。北海道大学で雪の結晶の分類の研究をされ、1936年3月12日に人工雪を世界ではじめて作りました。これらの研究を博士は、「雪は天から送られた手紙である」と表現されています。
 121種類ある結晶で代表的なものは板状結晶群の樹枝状で、6方向に枝が伸びたような形をしています。他に扇状・角板状、柱状結晶群の角柱状・砲弾状・針状と他にもまだまだあります。みぞれや雹も雪の結晶に分類されます。これらの結晶の分類は古くは江戸時代に下総古河藩主の土井利位が、20年掛け日本初の雪の自然学書として雪華図説に86種類の雪華をまとめています。土井氏は、雪の結晶を雪華と呼んだようで、綺麗な呼び名です。土井氏は、雪華を見るために顕微鏡を用いていました。当時、すでに顕微鏡も輸入され、国産品も製造されている時代だったようですが、それでもかなり珍しい器具だったと思います。土井氏が、子供のように夢中になって顕微鏡をのぞき込んでいる様子が目に浮かびます。また、8年後には続・雪華図説を発刊し97種類の雪華を描いています。
 雪の結晶は0.2mm未満の六角柱で氷晶と呼ばれる状態から、気温と湿度によって形作られていきます。山間部では綺麗な結晶を見る事は出来ますが、平地では綺麗な結晶は見る事が出来ず、色々な形の組み合わせのような形となり雪片となります。私の住んでいる地域ではほとんど雪は降らず、この雪片も見る事は難しいようで、せいぜい霜柱です。でもこれを見ると今でも童心に帰り踏んでしまいます。もし、雪が降るようなことがあればスマホにマイクロレンズを付け、青いアクリル板に乗った雪を撮影してみようかと思います。
 石川県加賀市に中谷宇吉郎博士の雪の科学館があり、国立科学博物館には雪華図説が展示されているようで、機会があればどちらも訪れたいなと思います。ちなみにグローバル分類は北海道大学の菊池勝弘名誉教授が2012年に発表しています。

 >> バックナンバー

このページの先頭へ


Copyright © 2006 Stem Corporation All Rights Reserved. プライバシーポリシー