株式会社エステムトップページ
サービス案内会社案内採用情報環境活動コラムお問い合わせサイトマップ
サービス案内
会社案内
採用情報
環境活動
コラム
お問い合わせ
トップページ

トップページ > コラム

今月のコラム

「環境」という言葉と考えかたの成り立ち  2018.2.1
津北部事業所 中尾 英秋

 環境関連の業界に身を置き、そこそこ年月が経ちますが、これまで「環境」という言葉自体に疑問を感じたこともなく、なんとなく口にしたり文章に書いたりしてきました。“「環境」って、つまりはなんなの?いつから使われいるの、この言葉?”今回あらためて疑問が湧き、自分なりに調べてみました。
 現代辞書における「環境」とは、「四囲の外界。周囲の事物。人間または生物をとりまき、それと相互作用を及ぼし合うものとして見た外界」(広辞苑より)のこと。う〜ん、ちょっと広い!広すぎるわ〜!と、スッキリしないですが、広い意味では生物を取り巻く社会・自然などの外的な事(地球環境、社会環境など)で、狭い意味ではその中で生物に何らかの影響を与えたり、互いに与えあったりするもの(職場環境、家庭環境など)なのだと言えそうです。要は自分という主体から一歩外に出たら、それは全部「環境」なんですね。
 では、この言葉や概念を、人はいったいいつから意識するようになったのでしょうか? 古くまで遡ると、なんと紀元前5世紀ぐらいにはこのような概念があったようです。古代ギリシャの偉大な医師、ヒポクラテスは医学に関する著作を多く残しましたが、その中の『空気、水、場所について』で既に、人間のおかれた環境(自然環境、政治的環境)が健康に及ぼす影響について先駆的な著作を残しているそうです。
 日本語における「環境」という言葉の起源としては、13世紀頃、中国の元の時代の文献には既にあったようですが、単に“四周を囲われた境界”程度の意味だったようです。日本には明治維新の頃、欧州の地理学者の著作の翻訳から今のような意味で学問的・体系的に用いられ、その後1970年代の公害の社会問題化以後、急速に学術用語から一般用語に広がったとのことです。
 2500年前の世界人口はおよそ2億人足らず、700年前は4億人少し、50年前は37億人前後と、古代から人の群がりの中で生まれた「環境」という概念が、人口の急激な増加、産業革命、公害に伴ってどんどん意識されるようになっていったこと、これから先もより重要視されることは想像に難くありません。
 「環境」という言葉の定義が広すぎるため、ついつい風呂敷が大きくなってしまいましたが、私個人としては、まずは目の前の小さな範囲である“自分以外の相手”と、お互いに気持ち良く暮らし、働ける「環境」となるような共感力を磨きながら、より広い範囲である“社会、自然、地球”「環境」の維持・保全へと繋がる今の仕事をこれからも頑張っていこう、と思っている次第です。

 >> バックナンバー

このページの先頭へ


Copyright © 2006 Stem Corporation All Rights Reserved. プライバシーポリシー