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今月のコラム

雨の一生  2020.1.4
男川浄水事業所 朝倉 一輝

 私の業務は天候に大きな影響を受けます。特に雨の降り方によって、浄水場での薬品の注入設定を変更するため、天気予報や雨雲の様子をこまめに確認する必要があります。運転管理は、雨量や河川の水質に大きな影響を受けるため、その予測に日々悩まされています。また、近年では集中豪雨による災害が全国各地で発生しており、防災の面でも雨の降り方に気を付けなければなりません。このような理由から、生活に身近な気象について興味があり、雨について詳しく知るために、「雨はどのような一生を送るのか」という本を読みました。
 この本では、雨の仕組みを解明しようとする科学者が行っていた、雨に関する様々な観察や実験を元に雨の一生が説明されています。中でも「雨はどんな経路をたどって川にたどり着くのか」という項目に興味を持ちました。雨が地表に落ちてから河川にたどり着くまでに、地表を流れる経路と地中を流れる地下水流に分かれるという論文を1933年に発表した科学者がいたそうです。こんなにも昔から研究されていたという事に驚きました。そしてその論文を発表するとほかの科学者が疑問を唱え、更に研究が深まっていく様子が書かれていました。
 このような研究が過去にあったおかげで、現在は多くの地点に雨量計や、河川の水位計が取り付けられ、情報を手軽に得ることができるようになりました。その情報を活用することで、水道水の水質維持や災害防止に役立っているため、過去に研究されていた方々に感謝しなければならないと思いました。
 雲の中で成長する雲粒や地表に落ちた雨の行方を想像することで、憂鬱になりがちな雨天も普段とは違うように感じられます。そして、河川に流れついた雨水の一部は、水道水となって新たな一生を送り、私たちの生活を支えていることを忘れてはいけないと思います。

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