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トップページ > コラム 雪の結晶について 2021.1.4 121種類ある結晶で代表的なものは板状結晶群の樹枝状で、6方向に枝が伸びたような形をしています。他に扇状・角板状、柱状結晶群の角柱状・砲弾状・針状と他にもまだまだあります。みぞれや雹も雪の結晶に分類されます。これらの結晶の分類は古くは江戸時代に下総古河藩主の土井利位が、20年掛け日本初の雪の自然学書として雪華図説に86種類の雪華をまとめています。土井氏は、雪の結晶を雪華と呼んだようで、綺麗な呼び名です。土井氏は、雪華を見るために顕微鏡を用いていました。当時、すでに顕微鏡も輸入され、国産品も製造されている時代だったようですが、それでもかなり珍しい器具だったと思います。土井氏が、子供のように夢中になって顕微鏡をのぞき込んでいる様子が目に浮かびます。また、8年後には続・雪華図説を発刊し97種類の雪華を描いています。 雪の結晶は0.2mm未満の六角柱で氷晶と呼ばれる状態から、気温と湿度によって形作られていきます。山間部では綺麗な結晶を見る事は出来ますが、平地では綺麗な結晶は見る事が出来ず、色々な形の組み合わせのような形となり雪片となります。私の住んでいる地域ではほとんど雪は降らず、この雪片も見る事は難しいようで、せいぜい霜柱です。でもこれを見ると今でも童心に帰り踏んでしまいます。もし、雪が降るようなことがあればスマホにマイクロレンズを付け、青いアクリル板に乗った雪を撮影してみようかと思います。 石川県加賀市に中谷宇吉郎博士の雪の科学館があり、国立科学博物館には雪華図説が展示されているようで、機会があればどちらも訪れたいなと思います。ちなみにグローバル分類は北海道大学の菊池勝弘名誉教授が2012年に発表しています。 >> バックナンバー |
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