株式会社エステムトップページ
サービス案内会社案内採用情報環境活動コラムお問い合わせサイトマップ
サービス案内
会社案内
採用情報
環境活動
コラム
お問い合わせ
トップページ

トップページ > コラム

今月のコラム

環境先進国  2019.11.1
OS課 小酒井 萌永

 皆さんは「環境先進国」というと、どの国を思い浮かべるでしょうか。各国の環境への取組を評価する指標として、環境パフォーマンス指数(EPI)があります。EPIは、アメリカのイエール大学とコロンビア大学が大気や水資源、生態系等10のカテゴリを評価して指数化したものです。2018年のEPI国別ランキング1位はスイス(2位フランス、3位デンマーク)で、日本は20位でした。
 スイスが特に評価されたのは、気候変動とエネルギーに関する項目です。2015年のパリ協定(温室効果ガス排出削減等の国際的枠組み)に基づき、スイスは2030年までに温室効果ガスの排出を1990年比で半減することを目標にしました。2018年1月に施行された改正エネルギー法では、段階的な脱原発や再生可能電力の電源整備、電力市場の自由化、自動車排ガス規制強化などが盛り込まれています。この目標は、世界の平均気温上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑えると定めたパリ協定に沿うものですが、気候変動に関する政府間パネルが2018年10月、地球温暖化による気温上昇は2030〜2052年の間に1.5℃へ達する可能性が高く、生態系に深刻な影響を与えるとの報告書を公表しました。これを受けスイス政府は、長期目標を引き上げ、2050年までに国内の二酸化炭素の純排出量をゼロとすることを決定しました。
 では、なぜスイスはこれほど環境政策に熱心なのでしょうか。一つの要因に、国民の環境意識の高さがあります。これまで重要な環境政策は、国民投票によって決定されてきました。近年では、学生による気候変動政策への不満を訴えるデモが行われ、10月20日に行われた総選挙では、環境政策の強化を掲げる野党が支持率を大きく伸ばしました。
 現在、地球温暖化等の環境問題は待ったなしの局面に来ています。私達一人ひとりが環境問題に対する当事者意識を持ち、国の環境政策をよりよいものに変えていくことで、日本がいつか「環境先進国」と言われる日がくるかもしれません。

 >> バックナンバー

このページの先頭へ


Copyright © 2006 Stem Corporation All Rights Reserved. プライバシーポリシー