お悩み解決事例

金属加工工場

排水量:140㎥/日
処理方式:加圧浮上処理、生物処理

(1)ご相談内容

処理場の運転担当者が一人しかいない上に、もうすぐ定年退職してしまう。
新担当の配置転換をどうすればいいか分からない。

(2)問題点

運転担当者一人に負担が偏っている。
現在の担当者が定年退職後に運転管理を担当できる社員がいない。

(3)課題

長期間一人の担当者の方が業務を行っていたため、業務の『見える化』の必要性がなく、 業務内容や運転方法の判断基準が担当者の頭の中にだけあり、文書化されていない。

(4)解決方法・結果

現状調査を行い、それに基づいた適正運転の提案、試行を行った。
試行結果に基づくマニュアル作成と従事者教育を行い、処理水質が安定した。(処理水窒素濃度50mg/L→30mg/Lに改善)
マニュアル作成により管理項目数は4倍になったものの、効率化により作業時間は1.2倍に留まった。
管理項目数が増えたことで、トラブルを未然に防止できるようになった。
脱水助剤の注入量の適正化と再選定により、助剤コストを40%削減。
担当者が定年退職した後も、マニュアルの運用によりトラブルなく安定した運転をすることができた。
単純に今までの管理方法だけではなく、改善案も盛り込んだマニュアルのため、作業自体も効率化されて楽になった。
メイン担当者以外でも必要なことが分かるようになったため、担当者が連休を取れるようになったとのお声をいただいた。

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